GIGABYTE TECHNOLOGYは、AMD製GPU「Radeon RX 580 XTR」を搭載するグラフィックボード「GV-RX580XTRAORUS-8GD」を発売しました。
Radeon RX 580 XTRは、2017年4月に発表したRadeon RX 580と同じPolarisアーキテクチャーを搭載するGPUで、シェーダーユニット数(ストリーミングプロセッサー)は2304基、8GB GDDR5、メモリー転送速度8.00Gbps、メモリー帯域幅256GB/sと仕様は変わりません。その違いは、高クロックで動作可能となった点にあります。Radeon RX 580はベースクロックが1365MHz、オーバークロック時に1380MHzでしたが、Radeon RX 580 XTRはベースクロックが1425MHz、オーバークロック時には1439MHzで動作します。
製品の特徴として、冷却には100mmのオリジナルブレードファン×2基を搭載する「WINDFORCE 2X COOLING SYSTEM」。これは、2つの特徴的なブレードファンを互い違いに回転させることで効率的に熱を拡散する仕組みです。さらに、背面にはGPUの熱を銅板で拡散するバックパネルを搭載しています。そのほか、カスタマイズ可能な1680万色のLED「RGB FUSION」や、PCI-E電源に異常が発生したことを知らせる「LEDインジケーター」を搭載しています。
出力はDual-link DVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×3の3系統。DisplayPort最大8K 30Hz(7680 x 4320ドット)の出力をサポートします。ゲーミングだけではなく、写真編集やビデオ編集といった4K(3840×2160ドット)出力によるクリエイティブ用途にも最適な製品と言えます。