映像/音声の通信インターフェースの規格を開発・策定する非営利団体「HDMIフォーラム」は2017月11月に、HDMIの次期規格となるバージョン2.1を発表しました。
HDMIコネクターは従来と同じ形状をしており、HDMI 2.0などとの下位互換を保ちつつ、ケーブル部はHDMI 2.1規格用のものとなり、伝送速度48Gbps対応となります。
超高速伝送が可能になることで、4K(3840×2160ドット)と8K(7680×4320ドット)に加えて、5K(5120×2160ドット)そして10K(10240×4320ドット)の幅広い解像度に対応します。
さらにリフレッシュレートが向上し、4K 100/120および8K 60、さらにはDSC(Display Stream Compression)による8K 100/120、10K 100/120といったハイリフレッシュレート表示を可能としています。
10ビットの色空間とシーンやフレームで適用可能なダイナミックHDRをサポートし、映画やゲームの映像を高次元で再現できるようになります。
ゲーミング向けの機能もHDMI 2.1がサポートします。可変リフレッシュレートに対応するほか、グラフィックカードがレンダリングした画像を同期しながら低遅延で表示してくれます。さらなる高解像度、高速表示に対応した規格になっており、今後のハード/ソフトの展開に注目です。