2月もマイニングスクリプトが多数、ESETがマルウェア検出状況を公開
2018-04-10
|In ウイルス
セキュリティ対策ソフト開発会社、ESETが「2018年2月マルウェア検出状況」を公開しました。
2月も先月に引き続きJavaScript形式のマイニングスクリプト「CoinMiner」が多く検出されています。
昨年のダウンローダー型のマルウェアからWebブラウザーを狙った攻撃やアドウェアなど、脅威が多様化しているようです。Webブラウザーを実行環境とするもの(JS/やHTML/で始まる検出名)の脅威はWindows PCだけではなく、Webブラウザーを搭載しているあらゆるプラットフォームが攻撃の対象となるとのこと。
また、インターネットバンキングサイトの認証情報(ユーザーIDやパスワード等)やクレジットカード情報を窃取するバンキングマルウェア「Ursnif」感染を狙ったメール攻撃も多く確認されており、警視庁や日本サイバー犯罪対策センターをはじめ他のベンダーからも、多くの注意喚起が行われています。
感染した場合、銀行口座からの不正送金やクレジットカードの不正利用などの被害に遭う可能性があるため、むやみにメールのリンクや添付ファイルのダウンロードをしないよう注意が必要です。