AMD、32コアCPU 第2世代 Ryzen Threadripper 「2990WX」を発売開始

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AMDは、第2世代 Ryzen Threadripperで32コア/64スレッドで動作する最上位モデル「Ryzen Threadripper 2990WX」の発売を開始しました。市場想定売価は214,800円（税別）となっています。

第2世代Ryzen Threadripperは、第1世代のRyzen Threadripper同様、ソケットTR4を採用しており、対応するチップセットもAMD X399から変更はありません。

既に第1世代Ryzenに対応するAMD X399搭載マザーボードを使用している場合は、ファームウェア、BIOSのアップデートをすることで利用可能となっています。

ベースクロックは3.0Ghzでブースト時は4.2GHzとなり、L3キャッシュ 64MB、TDPは250Wとなっています。

AMDによる性能検証では、液体窒素での冷却によるオーバークロックで5.1GHzのクロックを達成し、「CINEBENCH R15」では、シングルCPU世界最高となる7,618cbを記録したとのことです。

第1世代ThreadripperはTDP180Wとなっていたため、既存の環境からアップグレードを検討している場合は電源管理に注意が必要となっています。

「Ryzen Threadripper 2990WX」はCADやCGのレンダリング、動画の編集やエンコード/トランスコード等のコア数によって有利となる用途に適したクリエイター、イノベイター向けの「WX」モデル製品となっています。

ハイエンドゲーミング用途においては、コア数を抑え動作クロックを引き上げた後日発売予定となる「2950X」、「2920X」が適しているとしています。