NVIDIA、GeForce RTX SUPERシリーズを投入
NVIDIAは7月2日(現地時間)、GeForce RTXの新シリーズ「GeForce RTX SUPER」を発表しました。
ラインアップはGeForce RTX 2080 SUPER、同2070 SUPER、同2060 SUPERの3モデルで想定価格はRTX 2080 SUPERが699ドルから、同2070 SUPERが499ドルから、同2060 SUPERが399ドルからとなり、発売日は2070 SUPERと2060 SUPERが7月9日、2080 SUPERが7月23日となっています。既存モデルのリフレッシュ版となり、現行のRTX 2080、2070は生産終了となります。
近日発売となるRTX 2070 SUPER、RTX 2060 SUPERの仕様について、RTX 2070 SUPERはGPUコアに上位モデルと同じTU104を採用し無印のRTX 2070で採用されていたTU106からのアップデートが行われています。
2,560基のCUDAコア、320基のTensorコア、40基のRTコアを搭載し、ベースクロック1,605MHz、ブーストクロック1,770MHz、メモリークロック14Gtps動作の8GB GDDR6メモリ、256bitのメモリインターフェイスとなっています。
GPUコアのアップグレードが行われたことで、TDPは175Wから215Wに増加しています。
RTX 2060 SUPERは現行モデルと同様にGPUコアは”TU106″が採用されていますが強化されており、2,176基のCUDAコア、272基のTensorコア、34基のRTコアを搭載しベースクロック1,470MHz、ブーストクロック1,620MHz、メモリークロック14Gtpsとなっています。メモリインターフェイスは192bitから256bitに強化され、容量は8GBに増強されています。これらに伴いTDPは160Wから175W増加しています。
上記2製品の競合となるライバル製品としては、AMD Naviアーキテクチャを採用するRadeon RX 5700 XT、Radeon RX 5700となっています。
7月23日発売となるRTX 2080 Superは、3,072基のCUDAコア、384基のTensorコア、48基のRTコア、ベースクロック1,650MHz、ブーストクロック1,815MHz。メモリバス幅は256bitで、メモリクロック15Gbps、GDDR6 8GBのビデオメモリを実装し、TDPは250Wに増加しています。
こちらの製品は最上位モデルのGeForce RTX 2080 TiとRTX 2080無印モデルの中間の性能を持っています。