ソニーは、高画質・高音質を追求したゲーミングギアの新ブランド「INZONE」を設立し、新製品としてゲーミングディスプレイ2機種「INZONE M9」「INZONE M3」とヘッドセット3機種「INZONE H9」「INZONE H7」「INZONE H3」を発売します。
「INZONE M9」、「INZONE H9」、「INZONE H7」、「INZONE H3」は、2022年7月8日(金)、「INZONE M3」は2022年内から発売が行われます。
それぞれの販売価格は、「INZONE M9」が154,000円前後(税込)、「INZONE H9」が36,000円前後(税込)、「INZONE H7」が29,000円前後(税込)、「INZONE H3」が12,000円前後(税込)です(「INZONE M3」は現在未発表)。
「INZONE M9」は、4K解像度の27インチゲーミングディスプレイです。
144Hzのリフレッシュレートと1msの応答速度に加え、高コントラストと色再現性での没入感を高めます。PCゲームだけでなくPS5などの4K 120Hzに対応する据え置き型ゲーム機においても性能を発揮する機種となっています。
『INZONE M3』は、Full HD解像度の27インチゲーミングディスプレイです。
リフレッシュレート240Hz、応答速度1msとeSports競技に適した高いスペックを持ちます。
「INZONE H9」は、ハイエンドヘッドホン1000Xシリーズで実績のある、デュアルノイズセンサーテクノロジーによるノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドセットです。
本体のボタン操作でゲームの音と外の音がバランスよく聞こえるアンビエントサウンドモード(外音取り込み)に切り替える機能が用意されています。
PCとの接続は遅延の少ない2.4GHzワイヤレス接続で、スマートフォンとはBluetoothで同時接続が可能です。
<以下、リリースより>
プレイヤーを没入と勝利に導くゲーミングギアの新ブランド「INZONE™」
モニター2機種とヘッドセット3機種を発売
ソニーは、ゲーミングギアの新ブランド「INZONE™」(インゾーン)として、モニター2機種とヘッドセット3機種を発売します。
「INZONE」シリーズには、ソニーが長年培ってきた、高画質・高音質を追求した独自のノウハウと最新の技術を盛り込んでいます。その商品群は、手持ちのゲームシステムのアップグレードを検討しているプレイヤーにとって新たな選択肢となります。プレイヤーの感覚を研ぎ澄まし、最大限のパフォーマンスを発揮するためのゲーミングギアを充実させていくことで、新たな没入と勝利の体験を提供します。また、世界的に人気のeスポーツ大会に協賛し、ゲーム文化の更なる発展を支援していきます。
INZONEのゲーミングモニター2機種は、27インチの画面で高画質と高速表示を実現しています。色彩豊かで高コントラストな画像を、高いリフレッシュレートと1ms(ミリ秒)の応答速度で表示します。
『INZONE M9』は、4K解像度と144Hzのリフレッシュレートに加え、直下型LED部分駆動による高コントラストと色再現性で美しいグラフィックを描き出し、プレイヤーの没入感を高めます。『INZONE M3』は、リフレッシュレート 240HzのFull HDで、競技性の高いシューティングゲームなどに適しており、プレイヤーを勝利へと導きます。
INZONEのゲーミングヘッドセットはワイヤレスモデル2機種、有線モデル1機種の全3機種で、ゲーム向けに最適化したソニーの「360(サンロクマル)立体音響」技術である360 Spatial Sound for Gaming(サンロクマル スペーシャル サウンド フォー ゲーミング)を搭載しています。例えば、プレイ中のシューティングゲームで、壁の向こうや視界の外に標的などが潜んでいたとしても、プレイヤーはそれらをわずかな音でいち早く察知することが可能です。また、負担の少ない快適なヘッドクッションとイヤーパッドで、長時間のゲームプレイでもストレスなく装着できます。
ゲーミングモニターの主な特長
1. 没入感を高める高コントラスト・広色域
『INZONE M9』は、ディスプレイのHDR 品質を示すDisplayHDR™ 600の認証を受けています。直下型LED部分駆動による高コントラストと、広色域、高速応答を両立したIPSパネルにより、プレイヤーをより高いレベルの没入へと誘います。特に、直下型LED部分駆動によって明暗の差が激しい場面でも細部を鮮明に描写できるため、さまざまな場面で状況の把握や、標的の発見がしやすくなります。『INZONE M3』は、sRGBカバー率99%のIPSパネルでDisplayHDR™ 400の認証を取得予定です。
2. 高いリフレッシュレートと残像感の少ない1ms(ミリ秒)の応答速度
4K/144Hz またはFull HD/240Hzの高いリフレッシュレートでくっきり映像を描写するうえ、応答速度が1ms(ミリ秒)と短いので、残像感の少ない、キレのある映像を表示します。また、HDMI2.1規格のVRR(可変リフレッシュレート)とNVIDIA® G-SYNC® Compatible対応により※1、表示の崩れやカクつくことを防ぎます。瞬間の判断が求められる競技性の高いゲームでも、ストレスなくプレイすることができます。
※1 INZONE M3はNVIDIA G-SYNC Compatibleの認証を取得予定です。
3. デスクトップの使い方が広がる実用的なデザインと充実した基本機能
ユニークな三脚形状のスタンドにより、プレイヤーのこだわりに合わせてキーボードやマウスパッドを自由にレイアウトできます。画面の高さやチルトの調整も可能です。さらに、INZONE M9は13色の背面ライティングを搭載しているので、お部屋に合わせて好きな色で楽しめます。また、オートKVMスイッチを内蔵しており、モニターに接続したゲーミングPCとノートPC間での入力切り替え時に自動でキーボード、マウス、ヘッドセットなどの周辺機器の接続先が切り替わるので、設定変更のわずらわしさがありません。DisplayPort 、HDMI 、USB Type-C® (DisplayPort™ Alt Mode)等、豊富な入力端子を搭載しています。
ゲーミングヘッドセットの主な特長
1. プレイヤーを没入と勝利に導く360 Spatial Sound for Gaming
ソフトウェアとハードウェアの両面から、高いクオリティの音響を実現し、シューティングゲームなどにおいて迫りくる相手プレイヤーの位置をより正確に把握できます。360 Spatial Sound for Gaming(ゲーム向けに最適化した「360立体音響」技術)により、ゲーム本来のマルチチャンネルサウンドを生かした、高い臨場感を再現します※2。この機能は、聴感特性データを用いた個人最適化※3によりさらに効果的になります。また音楽用ヘッドホンで実績のある振動板の形状を採用し、低域から高域まで、ゲーム内の音を余すことなく再生できます。ハウジング上に設けたダクトが低域の音をコントロールし、爆発音などの迫力はより大きくなるなど、臨場感の高いゲーム体験を可能にします。
『INZONE H9』ではハイエンドヘッドホン1000Xシリーズで実績のある、デュアルノイズセンサーテクノロジーによるノイズキャンセリング機能を搭載しています。室内のノイズを遮断することで、シューティングゲームなどにおいて重要なわずかな音も聞き取れるため、プレイへの集中が高まりプレイヤーを一層の没入へと導きます。また、本体のボタン操作でアンビエントサウンドモード(外音取り込み)に切り替えることも可能です。ゲームの音と外の音がバランスよく聞こえるため、プレイ中に電話やインターホンが鳴っても聞こえます。
※2 PCソフトウェア「INZONE Hub」をインストールし、「立体音響」設定を有効にすることで使用可能です。ソフトウェアはソニーのウェブサイトからダウンロードが可能で、Windows 10または11に対応しています。
※3 PCソフトウェア「INZONE Hub」およびスマートフォンアプリ「360 Spatial Sound Personalizer」による設定が必要です。
2. 長時間プレイでも快適な装着性
幅広のヘッドクッションが、頭部にかかる重量負担を分散させます。快適性に大きく影響するイヤーパッドの素材には、遮音性を兼ね添えたソフトフィットレザー※4または肌触りの良いナイロン素材※5を使用しています。また、快適性と安定性とのバランスを取った設計により、長時間プレイしても締め付けや圧迫感を感じにくくなっています。
※4 対応モデル: INZONE H9
※5 対応モデル: INZONE H7、INZONE H3
3. 低遅延と長時間駆動でストレスフリーなプレイをサポート
PCとの接続は遅延の少ない2.4GHzワイヤレス接続で、スマートフォンとはBluetooth®で同時接続が可能です。また、『INZONE H9』ではハウジング上のリングLEDランプにより、接続ステータスがより確認しやすくなっています。 なお、本体には40時間 (『INZONE H7』) または32時間 (『INZONE H9』) の連続使用が可能※6な長時間バッテリーを搭載し、10分の充電で60分の使用が可能なクイック充電に対応しています。さらに、充電中もプレイが可能なので、すぐに使いたいときや長時間使用のニーズにも応えます。
※6 INZONE H9はノイズキャンセリングとBluetooth OFF時、INZONE H7はBluetooth OFF時
4. 環境負荷軽減への取り組み
ゲーミングヘッドセットは、プラスチックを全廃した紙材の個装パッケージを使用しています※7。ソニーグループは、環境負荷ゼロを目指す環境計画「Road to Zero」を策定しており、この達成に向けて段階的に環境中期目標を設定しながら行動しています。環境中期目標「Green Management 2025」で設定している「新たに設計する小型製品のプラスチック包装材全廃」に向けて、今後も環境に配慮したパッケージに切り替えていきます。
※7 個装パッケージの範囲は、個装カートン(外箱、トレーなど)、クッション、ラベル、シール、シュリンクラップ、複数の製品をまとめて梱包しているビニール袋、バンドル製品を束ねるためのビニール、ショッピングバッグ、製品をお客様にお届けするために使用するその他梱包材、等。また、コーティングや接着で用いる材料は除きます。
共通の主な特長
1. PCソフトウェア「INZONE Hub」※2
PCソフトウェア「INZONE Hub」※2上で、モニターやヘッドセットの各種設定が簡単にでき、ゲームタイトルごとに画音質の設定を自動で切り替えることもできます。ヘッドセットでは、イコライザーの設定だけでなく立体音響の効果をさらに高める個人最適化※3にも対応しています。
2. 「Perfect for PlayStation®5」~PS5™との組み合わせで快適なゲームプレイを実現
モニターとヘッドセットは、PlayStation®5(PS5™)でゲームをプレイする際に適した連携機能を備えています。
モニターは、オートHDRトーンマッピング(モニターの特性に合わせたHDR設定の自動調整)やコンテンツ連動画質モード(モニターがPS5から出力するコンテンツを判別し画質モードを自動切り替え)により、映像に合わせた画質でゲームを楽しめます。「Perfect for PlayStation 5」対象モデルの『INZONE M9』は、4K/120Hzの入力に対応し、PS5の高いグラフィック品質と高フレームレートを生かした、より臨場感のある滑らかな映像でゲームプレイ体験が楽しめます。
ヘッドセットは、立体音響表現を追求した音づくりを施したPS5の「Tempest 3Dオーディオ」の臨場感あふれるゲームサウンドが体験できます。なかでも「Perfect for PlayStation 5」対象モデルの『INZONE H9』と『INZONE H7』は、設定のステータスを画面上の表示で視覚的に確認できるほか、本体のボタンでゲームとボイスチャットの音量バランスを簡単に操作できます。
スポンサーシップ契約について
ソニーのINZONEは、世界的なeスポーツリーグである、 Evolution Championship Series (Evo) 2022/2023、PGL DOTA2 Arlington Major 2022、VALORANT Champions Tour のスポンサーシップ契約を締結しました。INZONEは、プレイヤーの勝利とゲーム文化の更なる発展を支援します。各社からのメッセージを紹介します。
Evolution Championship Series (Evo) 2022/2023 – Evo ゼネラルマネジャー リック・サイハー氏
INZONEのグローバルリリースの一環としてこの発表を行うことは、Evo2022の勢いの現れです。新しいテクノロジーで格闘ゲームの体験を提供できることを嬉しく思います。ソニーのINZONEとのパートナーシップは、プレイヤーとファンのために素晴らしい体験を生み出すという私たちの使命をサポートしています。
PGL DOTA2 Arlington Major 2022 – PGL CEO シルヴィウ・ストロイエ氏
PGLはソニーのINZONEのパートナーを持つことを光栄に思い、非常に興奮しています。今年のDOTA2 MajorのシーズンファイナルであるPGL Arlington Major2022という、極めて重要な、そして今年最も競争の激しいトーナメントを、INZONEが盛り上げてくれると信じています。
VALORANT Champions Tour – ライオット ゲームズ イースポーツ COO ウェイレン・ロゼール氏
ソニーのオーディオテクノロジーが、VALORANT のeスポーツイベントでの体験をレベルアップさせてくれることを嬉しく思います。コミュニケーションはVALORANTの重要な側面であり、INZONEとのパートナーシップは、私たちの試合で最もエキサイティングな瞬間へ視聴者を深く引き込むことでしょう。ソニーのイノベーションへの取り組みは、世界をリードするeスポーツとしてVALORANTをさらに高めていくと思います。