AMD、新GPU「Radeon RX 5700」シリーズを発表

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Radeon RX5700 XT
Image : AMD YouTube Ch

AMDは、世界最大級のゲーム見本市「E3 2019」にあわせて開催した「AMD Next Horizon Gaming Event」において、最新アーキテクチャを採用するGPU「Radeon RX 5700 XT」、「Radeon RX 5700 」を発表しました。

2019年7月7日が解禁日となり各社より発売されます。メーカー想定売価は、上位モデルとなる「Radeon RX 5700 XT」が449ドル、「Radeon RX 5700」は379ドルとなっています。

7nmプロセスルールで製造される次世代GPUアーキテクチャ「RDNA (Radeon DNA)」を採用した製品となっており、従来世代と比較して命令実行効率などが大きく改善されており、「ストリームラインドパイプライン」という新しいグラフィックスパイプラインを導入により、従来世代と同じ消費電力での比較で、50%の性能向上が実現しているとのことです。

また、PCI-E Gen 4に対応している点も大きな強化点となっており、8K動画の編集などで発生するCPU・GPU間での大きなデータのやり取りにおいて効果があると説明しています。

1440p設定において、NVIDIA GeForce RTX 2070を上回る比較も

発表会では、1440p設定においてNVIDIA GeForce RTX 2070やRTX 2060とのフレームレート比較を行っており、取り上げたタイトルにおいて同等またはそれ以上の結果がでていることをアピールしています。昨今、CPUやGPU性能、ディスプレイのリフレッシュレートの向上が進んでいますが、そういった1440pでゲームをプレイするユーザーが増加傾向にあり、その層へのアプローチも行っていくと説明しています。